54番の件

藤谷周平投手との契約について
http://www.marines.co.jp/news/detail/6332.html

ようこそ藤谷周平。
ただ、思わぬ形で波紋を呼ぶことに。

まぁ、球団公式リリースでもサラッと触れられていたわけだけど、54番ですよ。
あまりにサラッとだったので、最初に見た時は「ふーん54番ね」と。
で、一瞬間があって「・・・えぇぇぇええぇぇええぇええええ！？！？！？」と。

いや、まぁ、そりゃあね。永久欠番に、というのは難しい話なのはわかってる。
そもそも永久欠番1つも無い球団だし（26番はまた別物でしょ）。
西武において松坂の18番を涌井が継承した時のように「出世して掴み取れ！」的なムードになるのが一番だったのかもだけど、それにしては54って大き目の番号なんだよね・・・。
これから先、評判の高校生投手をドラフト上位で獲得した時とかが適切な落としどころだったのかな。
もちろん藤谷は素質を高く評価されている投手。
ただ、現時点では「当たればデカい」「0か100か」的なところが大きいのは否めまい。
ロッテファンの心情としては・・・ねぇ。

ロッテ逆輸入学生プロ藤谷、契約金200万
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20110106-721325.html

このへんの記事とかで「ジョニーを知らんような奴に！（ましてやセもパもわかってないような奴に！）」的な怒りも呼んでいる模様。
いや、まぁ、気持ちはわかる。てゆーか僕自身もそういう想いは無いわけではない。

ただ、まぁ・・・
ある意味では「ジョニーを知らない」くらいのほうがいいのかも。萎縮もしなさそうだし。
ジョニーがどんな投手だったか・ロッテファンにとってどんな存在だったかは、知らないままでは行ってほしくないが、追々知ってもらえばいい。
（そういう意味では、ジョニーが2軍コーチだったらベストだったんだけどな・・・）
ちょっと気になるのは、球団が「54番」についてどう考えていたか、だなぁ。
3年間誰も付けてなかったのは「空けていた」んじゃなくて「ただ空いていた」じゃないことを祈る。
「7番」もあっさり今年のドラフトで指名する新人とかにあげちゃったりして。
個人的には、西岡がメジャーにいる間は空けて待っていても良い気がするんだけど・・・。

何はともあれ。
背番号は「特別な番号」になったわけだけど、契約金200万円（！）は異例と言っていい安価。
年俸450万円ももちろん安い（支配下選手の最低保証額は440万円）。
「最速154km/h」「MLBからドラフト指名」という謳い文句を見れば派手だけど、謳い文句に騙されちゃいかん。
イメージとしては「磨いたら光るかもしれないカープアカデミー出身のドミニカ人選手」的な扱いで考えておいたほうがいいのかな、と。だって、日本野球を（学生野球を含め）まるで知らないところからのスタートなんだから。
23歳とはいえ、高卒ルーキーのように「まずは1年間浦和で放牧」くらいのつもりで長い目で行ってほしいな。
いきなり通用しそうなら、その時考えればいいのであって。あまり重荷をかけない方向でひとつ。

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