巨人V3だそうで


巨人36年ぶりV3達成!42回目優勝決めた
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20090923-OHT1T00139.htm

部外者のロッテファンですが、おめでとうございます。
敬意を表して報知を貼りますよ。

まぁ・・・文句なし、でしょう。これは。
チーム打率、本塁打、得点、防御率、全部トップ。そりゃー勝つでしょうよ。
僕自身は、まぁ、何と言うのでしょうか。比較的「アンチ」に分類されるタイプの人間ではあると思うのですが、それでもこの強さは認めざるを得ませんよ。

戦力的に見て、シーズン前から「巨人圧倒的有利」は見えていた。
ライバルの阪神・中日が主力の衰えや戦力の流出に悩まされている中、巨人の充実ぶりは目立った。
・・・でも、まぁ。
「結局チームの中心は小笠原・ラミレス・グライシンガーにゴンザレス。他球団から獲ってきた選手ばかりじゃねーかよ」という声はあるだろう。
(まぁ、正直言って僕もそう思うところが無いわけではないのだが)
でも、坂本・亀井・松本といった若手を我慢して使い続け、結果としてブレイクしたのが大きかったのでは。
特に、坂本の大ブレイクには本当に驚いた。去年は「巨人の唯一の弱点は坂本を使い続けなきゃならないってこと」とか言われてたこともあったのに。

で。
若手が伸びているということは・・・イコール「将来も安泰」ということになる。
野手は前述の坂本・亀井・松本の他、終盤になって中井が出てきた。投手で言えば山口・越智・東野・木村正あたりか。
2軍も、大逆転でイースタンリーグ1位に浮上してきた。*1
FAや外国人といった大型補強ばかりが話題になったけど、そんな中でもドラフト戦略で手を緩めなかった結果だろうなぁ。
抽選になろうと果敢に目玉選手を獲りに行き、下位や育成では荒削りでも身体能力に優れたアスリートタイプや夢のあるスラッガータイプを獲る、とか。
セの他球団を見渡しても、世代交代に苦しんだり、期待の若手が伸び悩んだり・・・で、巨人ほどの勢いがあるかは疑問である。

そういう意味では、「FAや外国人で確固たる軸を決め、そこに若手を融合させる」というのはこれからの日本野球における必勝パターンになるのかも。
とはいえ、FA戦線にしろ、(日本で実績のある)外国人争奪戦にしろ・・・莫大な費用がかかるのは確か。
そうなると、巨人に対抗するほどの費用をかけ、失敗した場合のリスクを考えると・・・そんな博打を打てる球団がどれだけあるのだろうか。
自前のスターを育てても、結局はいずれFA流出を防がなきゃならなくなるわけだし・・・。

とりあえず、このまま行くとV3どころじゃないぞ、という予感。
一昨年はCSで敗れ、昨年は日本シリーズで敗れたわけだけど、短期決戦のノウハウは確実に得ているはず。
ペナントで強い、短期決戦でも強い・・・となったら、もう手出しできなくなる。
ストップ・ザ・ジャイアンツには・・・どうしたらいいのだろうか。

*1:ロッテファンとしてはカンベンしてほしいのだがw