37歳のラストチャンスは通じたのか


今日は、12球団合同トライアウトが行われたようですね。
毎年、受験者は多いものの、合格者はあまり出ないトライアウト。ドラフトも終わったこの時期だと、各球団それぞれ来季の構成も見えてきているものですし、当然と言えば当然なのですが。

そんな今年、どうしても合格してほしい選手がいます。
東北楽天ゴールデンイーグルス吉岡雄二。37歳。

帝京高校時代から好きな選手でした。
巨人に入団するもなかなか芽が出ず、野手転向してようやく結果を出し始めた頃に、近鉄に移籍。
いてまえ打線」のカラーにも合い、主に5番打者として活躍。
2004年末の分配ドラフト楽天入りしてからは、初年度こそチーム首位打者になったものの、その後は年々出場が減少・・・。
今年の7/28、マリンスタジアムでの楽天戦に吉岡が出てきた時は「彼の姿を生で見るのもこれが最後かもな・・・」と思いながら見ていました。そして、彼のヒットを見て「彼のヒットを生で見るのも・・・」と思っていたのでした。
・・・そして、それが彼の今季最後のヒットとなってしまいました。

昨オフの時点で「もう戦力外かな・・・」と覚悟していたのですが、そこを乗り切ったので「もしかしたら当人が引退を望むまでやらせてくれるのかも?」と淡い期待を抱きました。でも、甘かったです。今オフ、戦力外通告・・・。
そしてその後、引退試合が開催されることもなく、楽天のシーズンは終了。風の噂で、吉岡のトライアウト受験の話を聞きました。
正直、彼のファンとしては「今年で引退でいいじゃないか・・・楽天さんに引退試合やってもらえばいいじゃないか」と思いました。
彼が望めば、前身球団での貢献もあり、引退試合で送り出してもらえたでしょうし、コーチやスタッフとしてチームに残ることもできたかもしれません。
どうしてそれをしないんだ・・・と。

37歳吉岡「全力」 楽天戦力外、きょうトライアウト
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081111t14022.htm

今日、↑の記事を見て、気が変わりました。
いつも物静かな彼が、まだまだ闘志を失っていないこと。
例えこのまま引退となろうとも、悔いを残さず燃え尽きることを望んでいること。
ならば、ファンとしては見守り、応援するしかない。

一塁しか守れない(三塁はもう厳しいだろうし・・・)、ここ数年結果が出ていない大ベテラン。
獲得に動いてくれる球団が出る可能性は・・・相当厳しいと言わざるをえません。
しかし、彼が「燃え尽きる」ほどの闘志を見せた結果を評価してくれる球団が出てくれることを祈るばかりです。

どうか、どうか。